「工房信州の家」ブランド発足から20年。信州の木の家づくり一筋に取り組み、これまでに延べ1,300棟、県産材住宅では圧倒的No.1の実績を誇る。構造材には県産材を100％使用するほか、木部はすべて国産材、内壁は珪藻土塗りで、自然素材にこだわった本格木造住宅を提供する。
同社が一貫して提唱してきたのが、信州の豊かな暮らしを象徴する空間「土間サロン」だ。土足のままで、かしこまらずくつろげる土間サロンなら、アウトドアを身近に楽しめ、コミュニティとのつながりも深まる。2019年には、“毎日が土間パ”をキーコンセプトに土間からキッチンまでがつながる長野古牧展示場が、GOOD DESIGN賞を受賞。信州の自然とつながる暮らしが評価されている。

熟練の大工や職人を社内に有するプロ集団。加工工場も完備しており、建具一つから職人が手仕事で家を形にしていく。2014年から無垢の木の良さを伝えるオリジナル家具「かたぎりのかぐ」の販売をスタート。家の広さに合わせた家具で、本当に住まいにこだわりたい人の要望に応える。
一般的なハウスメーカーはあらかじめ用意されたプランから家の話を始めるが、同社は違う。まず施主の夢を聞き取り、自由な発想で考えていく。
「どんな夢もかなえる」と断言するのは、3,800棟以上の施工実績、豊富な経験・知識に裏打ちされた自信による。夢を追いつつも基本性能は盤石。「高いデザイン性と経済性を備えた木の家」を守り続ける、安心して夢を託せるビルダーだ。

コンセプトは「Long Loved Design」。つまり本物の素材を使い、普遍的なデザイン性を有した、永く愛される住まいだ。
そのために４つの信念を貫く。第一に地材地建。地域の材料を使ってその地域に建てる。地域材を使い続けることで森を守り、森を守る人を育て、その技術を継承する。第二に地元大工の技術継承。第三に庭を含めた住宅設計。家と庭で「家庭」と考え、内外がシームレスにつながる豊かさを提供する。第四に未来を見据えた提案。何十年という時間の経過を見越した暮らしを想定し、家族に寄り添った提案をする。もとより耐震性、機能性、省エネ性も含め、本物を高次元で実現するビルダーである。

北欧の“HYGGE”（ヒュッゲ）思想に基づいて研究開発された規格住宅「縁側家族」をはじめ、本質的な豊かさを追求した住宅を提案しているビルダー。
和モダンを基調とする「縁側家族」シリーズには、シンプルな平屋の「平屋日和」、平屋＋小屋裏の「小屋日和」、平屋＋2階の「町屋日和」の3商品をラインナップ。2023年夏には「小屋日和」のモデルハウスも初登場し、平屋暮らしの魅力を発信している。また多様化する時代のニーズに応えて、「価値観が変わる瞬間（とき）」をコンセプトにした「YOROKOBi」シリーズも開発。さらに「ECO＝NEW STANDARD」をコンセプトにした「LOOPER FLAT」も誕生間近だ。時代や世代を超えて、「コンパクトでも価値のある家」の研究・開発に挑戦し続けている。

同社が手がけるのは、空間デザイナーとつくる自由設計の注文住宅。ゼロから住まい手にあった間取りや素材を検討することは、建物にオリジナリティを与えると同時に、ストレスの少ない生活を実現し、住まい手に特別な感情をもたらすからだ。一方で住宅性能については、耐震等級３、HEAT20-G2基準の断熱など一切の妥協を許さず、30年先の新築性能を見据えた水準を設けている。性能面でのコストカットは行わないという徹底ぶりで、かかった費用は日々のランニングコストで回収するのが信条だ。
「快適な住み心地」を支える高性能住宅を基本とし、その上でライフスタイルを輝かせる空間を提案したいとの強い思いが、同社の良質な住まいづくりを支えている。